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15.11.2020 | 歴史

エルサレムのアイヒマン 新版――悪の陳腐さについての報告

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発行元 ブライアン・フェイガン .

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    商品基本情報

    • 著者:  ハンナ・アーレント
    • 訳者:  大久保和郎
    • シリーズ名:  エルサレムのアイヒマン 新版ーー悪の陳腐さについての報告
    • 発売日:  2017年09月29日
    • 出版社:  みすず書房
    • 商品番号:  4914683050001
    • 言語:  日本語
    • 対応端末:  電子書籍リーダー,Android,iPhone, iPad,デスクトップアプリ

    エディションノート


    〈彼は愚かではなかった。まったく思考していないことーーこれは愚かさとは決して同じではないーー、それが彼があの時代の最大の犯罪者の一人になる素因だったのだ。このことが「陳腐」であり、それのみか滑稽であるとしても、またいかに努力してみてもアイヒマンから悪魔的なまたは鬼神に憑かれたような底の知れなさを引き出すことは不可能だとしても、やはりこれは決してありふれたことではない。死に直面した人間が、しかも絞首台の下で、これまでいつも葬式のさいに聞いてきた言葉のほか何も考えられず、しかもその「高貴な言葉」に心を奪われて自分の死という現実をすっかり忘れてしまうなどというようなことは、何としてもそうざらにあることではない。このような現実離れや思考していないことは、人間のうちにおそらくは潜んでいる悪の本能のすべてを挙げてかかったよりも猛威を逞(たくま)しくすることがあるということーーこれが事実エルサレムにおいて学び得た教訓であった。しかしこれは一つの教訓であって、この現象の解明でもそれに関する理論でもなかったのである〉組織と個人、ホロコーストと法、正義、人類への罪… アイヒマン裁判から著者が見、考え、判断したことは。最新の研究成果にしたがい、より正確かつ読みやすくし、新たな解説も付した新版を刊行する。

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