魔法使いの婚約者: 6 砂の大地に恋よ咲け (アイリスNEO) by 中村朱里 ダウンロード PDF EPUB F2
「小説家になろう」で読んで面白かったので続編を続けて6巻まで購入。同じ場面を別の登場人物視点で書かれていたので、それぞれのキャラの魅力を感じられたのに、それが途中でなくなって残念。3巻までは面白かったですが、読み続けていくと、まどろっこしい描写が(些細な赤面シーンも繰り返し同じような描写で書かれても、ドキドキするでもなく)しんどくなってくる。ストーリーとしての続きは気になりますが、続きの購入はストップ。魅力的なキャラクー揃いなので、わくわくする展開を期待したいですが。
主人公が陰険堅物にひたすらいびられ続ける話です。砂漠の御子さんに政治的理由で陰険堅物が教育をしなくてはいけないのですが、こいつが曲者です。厚かましくも主人公に協力を挑発にてとりつけます。しかもダメダメな旧時代の教育で自分が失敗すると、主人公にも同じ方法で協力してくれと要請します。主人公は成功しているのだから蔑むのじゃなくて見習えよ。
主人公が「御子を思いやる行為」など思い通りに動いてくれないと、けなし蔑みいびります。しかも主人公は何故か納得してグッと我慢して反論しません。この悪口パートが案外多くて不快指数がガンガン上がります。
しかもこの二人(特に陰険堅物)、公人をロボットのように思っている節があり、最後の方でようやっと主人公が御子の境遇と心情に気づきます。遅いよ。
さらに、主人公の夫の出番が極端に少なく夫婦のイチャイチャはあまりありません。
そして男は道端の石と同じと言わんばかりの姫がよく登場する巻なので、男としてはそこでも不快指数が上がります(負けん気の強い女性には受けるかも)。
私的には過去最悪の、読めば読むほど不快な話でした。(他の巻はいいのに……)
よって以下の人にはお勧めできません。
・男女平等を重んじる人(女性重視な発言がこの巻には多いので)
・主人公への悪口は控えめがいい人
・旦那とのイチャイチャを期待している人
また、以下の人には楽しめるでしょう。
・女性重視な発言が好きな人
・悪口とか気にしないひと
以上、次買う人の参考になれば幸いです。